楽譜作成ソフト”Sibelius”についてのお話です

ファイルを新規作成しますと、タイトルやパート名などが直接テキストボックスに入力された状態で作成されます。
これでも不自由はないかもしれませんが、自作のテンプレートファイルとして作成した空の五線紙などで、タイトルを表記すべきところに、全てタイピングするのは効率的ではありません。

ファイルの”情報”に入れた項目を、楽譜内の表示すべきところ全てに一発で反映させる方法があります。
上の画面は、Sibeliusでは”バックステージ“と呼ばれます。
この画面内にある、”作詞者”, “作曲者”, “編曲者”, “タイトル”などを、楽譜内に引用して表示させます。
そのためには、ワイルドカードと言う特殊な書式を用いて、テキストボックス内に書きます。

表示させたい項目 ワイルドカードの書き方
作詞者 \$Lyricist\
作曲者 \$Composer\
編曲者 \$Arranger\
タイトル \$Title\
サブタイトル \$Subtitle\
アーティスト名 \$Artist\
著作権情報 \$Copyright\
パート名
(複数ある場合、改行で表示)
\$PartName\
楽器の変更
(複数ある場合、改行で表示)
\$InstrumentChanges\
楽譜作成者 \$Copyist\
出版社 \$Publisher\
献辞 \$Dedication\
作品番号 \$OpusNumber\
作曲者の日付 \$ComposerDates\
作曲年 \$YearOfComposition\
その他の情報 \$MoreInfo\
現在の日付(短) \$DateShort\
現在の日付(長) \$DateLong\
時刻(24時間方式) \$Time\
作業時、PCにログインしているユーザー名 \$User\
ファイル名(パスあり) \$FilePath\
ファイル名(パスなし) \$FileName\
スコアが最後に保存された日時 \$FileDate\
ページ番号 \$PageNum\
総ページ数 \$NumPages\
パート名
(複数ある場合、カンマで区切って表示)
\$HeaderPartName\
楽器の変更
(複数ある場合、カンマで区切って表示)
\$HeaderInstrumentChanges\

(Sibelius Reference 5.16 ワイルドカード, p.527)

上記のように「\$○○○○\」というように、バックスラッシュ(\)ドル記号($)を使用して書きます。
試しに反映させた例がこちら。

ワイルドカードを書いた例 結果

このタグを楽譜内の表示させたい部分に書けば、バックステージの情報を書き換えるだけで、全てに反映できます。

なお、これらのワイルドカードが書かれているテキストボックスを編集する際、このようなアラートが表示されます。
タグそのものを編集したい際は「いいえ」を選択してください。


この項についての詳細は、Sibelius Reference 5.16 ワイルドカード, p.527をご覧ください。