ピアノソロ用の楽曲。2曲で構成されています。
当初組曲で6曲構成にしようと企んだのが、そのまま放置されてしまったような状態です。
この曲は地元のピアノ教室で自演し、ピアニストにより、ミュージックスクール内でのコンクールに於いて初演されました。
約12分。

1.Prélude 4/8 in E Andantino (Tempo Rubato) ♪=138~144
曲全体がアルペジオ、および分散和音の形で統一されているプレリュード。
コーダつきの複合三部形式。
ラヴェルのクープランの墓のプレリュードの影響が強く、いくつかの旋法で書かれています。
高い山の上から見下ろす景色、教会の鐘の音、などを描写したもので、平行和音や、5度音程の強調などがそれらに当たります。
ピアニズム的には統一されているものの、一部運指的に難しい箇所など、ピアノ曲を書く上で勉強すべき点が幾つもあるなと思いました。
これらは初演者の技量で、形にしてもらうことが出来ました。

2.Mécanisme 5/8 in C ♪=178
不規則なオスティナートの上を、比較的自由に旋律が歌われていく曲。
オスティナートに和声を決定付ける音を含ませない点など、曲全体もバーバーのピクニック第1曲の影響が強いです。
最遠隔調での複調の響かせ方なども、勉強になりました。
ピアニズム的には、こちらの曲の方が問題が多いかもしれません。

演奏

島村楽器ユーカリが丘店の発表会において初演。
大沼弘基, piano

作曲コンクールにおいての演奏
田村憲吾, piano